若草山を周辺マップ・アクセスガイド付きでご紹介。
若草山は、東大寺の東にこんもりと盛り上がった芝生の山。のんびりピクニックには絶好のスポットです。春の桜や紅葉なども楽しめるほか、頂上からの眺めは絶景。
奈良公園内はもちろん、奈良のいろいろなところから見えて、シンボルのような存在。ほかの山と違って芝生や草原でおおわれているので、夏場は黄緑、冬場は茶色ですぐ分かります。東大寺や春日大社をぬけてふもとに着くと、広ーい芝生の斜面が目に飛びこんできます。
いちばん手前のエリアでも、ベンチがあちこちにあってのんびりできるし(注:シカの「落とし物」たくさんあり)、入山料(中学生以上150円)を払ってサクの中に入ると、広々した芝生で思い思いに過ごせます。芝生エリアの端のほうに桜がたくさんあって、季節にはふもとから山の上のほうへ向かって桜が並んで見事です。入山は3月半ばから12月初めころまで。午前9時~午後5時。
若草山では、ちょっとしたハイキングも楽しめます。体力や時間に余裕があれば上へ登ってみましょう。若草山は、山が「三重」になっていて、一重め・二重めと登っていくごとにどんどん眺めがよくなっていきます。ふもとから40分くらいで山頂に到着。
木が生えていないだけに眺めや開放感はバツグンです。下には奈良盆地の町並み、その向こうには生駒(いこま)の山並み、左のほうには春日山の原生林が広がって、しばらく眺めていても飽きません。がんばって登ったごほうびですね。
山頂へは、若草山南側から原生林の中をぬけていく「春日山遊歩道」でも登れます。ゆっくり歩いて1時間くらい。途中で景色は眺められないですが、紅葉の時期はきれいです。